「大丈夫だ、莉茉。」 舌打ちしたい気持ちを堪えて莉茉の髪を撫でた。 「溜め息はお前に吐いてんじゃねぇ。」 「……?」 「お前の両親にだ。」 すっぽり俺の腕の中に納まる莉茉の身体がぴくりと反応する。 「両親に…?」 「あぁ。」 「…何で?」 不思議そうに莉茉は涙が残る目を瞬かせた。