「それに親父に莉茉の事は直ぐにバレる。」 溜め息が零れ落ちる。 この瞬間でさえ、ありとあらゆる情報が親父の元には届いているだろうからな。 「まぁ、大丈夫だろうが莉茉の両親、後は特に“あの”妹には注意しろ。」 ーーーー莉茉の妹は厄介だ。 「…分かりました。」 「…………。」 パソコンを弄り出した大雅を横目に、眠る莉茉の首筋に顔を埋める。 …………甘い香りを堪能しながら、マンションに着くまで目を閉じた。