「しばらく、莉茉の全ての情報を隠せ。」 「……組長にもですか?」 大雅の顔から笑みが消え、真剣な表情へと変わる。 …………こういう切り替えの早い奴は嫌いじゃねぇ。 だからこそ俺の右腕として側に置いている。 「……いや、親父達に面通しする時に粗方の事は知っておいた方が良い。」 莉茉の境遇を知っていた方が、多生は親父からの協力を得やすいはずだ。