「莉茉、良い夢を。」 眠る莉茉の額に口付けて、そのまま抱き上げる。 恐らく、まともに飯も与えて貰っていなかったんだろう。 「…………。」 あまりにも軽い莉茉の身体に、俺の眉が寄る。 資料で内情は知ってはいたが、ここまでとは…。 途端、莉茉の両親に対してふつふつと沸き上がる殺意。 「……やっぱり殺しとくか。」 くつくつと俺の口から狂気を孕んだ笑みが零れ落ちた。