寵愛の姫 Ⅰ【完】





「…………莉茉……。」



固まる私の頬を高崎さんの優しい手が撫でる。



「…どうして…?」


「うん?」


「だって、高崎さんとは今日初めて会ったばかりじゃないですかっ!」



それなのに、惚れてるって…。



「接触したのはな。」



訝しむ私に高崎さんは柔らかく笑った。