「っ、」 膝を抱えて丸くなる。 このまま、 ………… 踞(うずくま)って消えてしまいたい。 「―――大丈夫か?」 不意に降ってきた低く透き通るような声。 「……。」 億劫に顔を上げれば、私を見下ろす恐ろしいぐらいに顔が整った男の人がいた。