「大雅。」 「はい。」 助手席に座る大雅が俺へと振り返る。 「…あいつの様子は?」 俺の問いに、助手席に座っていた大雅が口を開いた。 「ふらふら歩いていると思ったら、そのまま虚ろな瞳で座り込んでいるそうです。」 「……そうか。」 窓の外に視線を向ける。 ――もう、半年にもなるか。 …………お前を初めてこの繁華街で見たのは…。