「―――分かりました。」 心得たとばかりに一樹は頷く。 頭の回転が速い奴は、嫌いじゃねぇ。 少ない情報で、俺が何をしに行くかが分かったのだろう。 「今日の暁様の書類上の仕事は全て私が引き受けます。」 「あぁ、後は頼む。」 「承りました。」 エレベーターに乗った俺に一樹が頭を下げた。