きっと居場所のない私は、誰かに道具のように使われるしかない運命なんだ。 “あの人達”のように。 「…………ははっ、私の人生くだらないなぁ。」 なんとつまらない人生なのか。 自分自身の事を嘲るかのように、口元を歪ませて小さく呟く。 そんな私を、月だけが見ていた。 「ねぇ、君の名前は何て言うの?」 「…………。」 腕を強く引かれながら、黙って俯く。 本当に、悔しい。 こうやって、私の意識を無視される事が。 「っっ、」 自分の唇を噛み締めれは、鉄の味がした。 ねぇ、私の意思は、必要ないの?