淡い期待を打ち砕いて。 まるで、そう。 私の意識など、気にしないみたいに。 「ふんふん、」 「…………。」 前に向き直り、上機嫌で下手な鼻唄を奏でる男に私の心が冷えていく。 何度、こうやって繰り返せば良い? 期待と、絶望を。 「はっ、」 何だか、笑える。 滑稽すぎる、自分自身に。 いつまで、来ない未来を夢見て、幸福な明日を待ち続けるのか。