「っ、!」 ばっと莉茉が消えた方向に目を向ける。 ……だけど…… …………華奢なあつの姿はもうなかった。 「莉茉っ!」 莉茉の後を追い掛けようとした俺の腕を、茉莉が掴む手に力を入れ阻む。 「……どこに行くんですか?」 「っ、離せ!」 行かなくちゃいけねぇんだ。 ……あいつの所に。