大丈夫? 一体、何を言っているのだ、この人は。 「ちゃんと、優しくするから。」 「っっ、」 ねっとりとした男の声に、悪寒が背中を走る。 欲望にぎらついた目が、怖かった。 自分がこの世界の中で、誰よりもとてもちっぽけな存在に思えるから。 「あぁ、そんな固くならないで?」 「…………。」 「何も怖くないよ?」 弱々しく私が出した否定の声は、欲望にぎらついた男にあっさりと 躱(かわ)される。