「…叶くん。」 写真を持つ自分の手がぶるぶると震える。 それは、 怒りゆえか。 悲しみゆえか。 …………どちらだったのか、自分自身でも分からなかった。 「…………この写真は誰から“渡された”んですか?」 この写真は叶くんが撮ったんじゃない。 ―――そんな確信があった。