目尻に涙か滲む。 これは、罰、なのかな? 危険な繁華街で、無防備だった自分に対しての。 「……や、離、して。」 本当に、嫌だ。 自分が悪いとしても、こんなのは。 「っっ、誰、か、」 ーー助けて。 愚かにも、私は心の中ですがった。 知っていたのに。 人は、冷たい生き物だって言う事を。 「うん?」 男の顔が少しだけ、私の方へと振り返った。