「むー。」 「――悪かった」 ぽんぽんと宥めるように私の頭を撫でる叶くん。 「…………。」 それだけで機嫌を治してしまう自分は単純なのかも知れない。 「…叶くん。」 「うん?」 「土曜日、楽しみにしてます。」 「あぁ」 “俺も”と最後に呟いた叶くんは、優しく私の頭をもう一度、撫でた。