「…だって、ケーキ久しぶりに食べたんだもん…。」 ぽつりと呟く。 ケーキに限らず、食事すら機嫌が悪かったら与えられない時がある。 甘い物は、私にとってご馳走に近い。 ―――誕生日さえも、ある頃から祝ってもらった事がないのだから…。 「……叶くんは意地悪です。」 ふてくされた私に、叶くんは声を上げて笑った。