寵愛の姫 Ⅰ【完】





「なら、先週と同じ時間で大丈夫か?」


「大丈夫です。」


「そうか。」




叶くんの目が柔らかく細められる。



その仕草が好きだった。



……私を大切にしてくれるんじゃないかって思えるから。



「叶くん。」



私は叶くんを見上げた。