もちろん母さんはあげなかった。



俺も何度も追い返そうとした。



でもその頃の俺はさすがに大人の力には勝てなかった。



何回も追い返そうとしているうちに、勝手にブチギレてナイフを取り出した。



そして向ってきた先が………俺だった。



俺は恐怖で足が動かなかった。



とうとう俺のすぐ近くまできてしまい


〝俺はこのまま死ぬんだ〟


と、思った。



そして……………グサッ