「何つったってるんだよ。早く行くぞ。」




背中を押され、無理やり乗せられたその車は、フルスモでいかにも高級車




「屋敷までですか?」




「あぁ。」




そして車が動き出してから、運転手さんらしき人が話しかけてきた




「私、珀と言います。何かありましたら、私にお申し付けください。」




「あっ、はい。」




そういえば、私まだ自己紹介してないや


私のこと調べたみたいだから、色々知ってるんだろうけど…


一応、住まわせてもらうのに、名前くらい自分で言わないとね