「じゃあ行く?」 「うん!」 元気よく返事をした私は少し歩くのが早い紗凪の後に着いて行く。 いつもなら、待ってよー!とか言う所だけどそんなことも気にならないくらいウキウキしている自分。 気づいたら鼻歌まで歌っているし。私どんだけ紗凪のこと好きなんだよっ! 「ついた〜!入ろっ」 「あ、丁度2席空いてる。タイミング良いんじゃない?」 「だねだねっ」 電車に乗って少し歩いたところにあるお店。外装はとても可愛くて美味しいと評判なんだよね。