黙って抱きしめられてろよ。





やっぱり美形のきょうだいはすごいな。私とは住む世界が違うというか…。



この2人に囲まれていると色んなところから視線を感じるし…。







「それで、琴音ちゃんは今日飛希に何か用事だったの?」





珍しい状況にキョロキョロと周りに見ていると、未愛さんにそう尋ねられた。




そうだ。私はその為にここに来たんだった。





「えっと実は…この傘を借りていたので返したくて。そのために来たんです。」