そんなお店が好きな私は、紗凪を押し退ける様にして店内に入る。 するとチリンと言う可愛い鈴の音とともに、いらっしゃいませーと言う落ち着いた声が聞こえた。 「何名様ですか?」 「2名ですっ」 ニコッとした笑顔とピースの指でそう伝える。 「かしこまりました。2名様ですね。」 その姿が可笑しかったのか店員さんにクスッと笑われちゃったけど、今の私はそんなこと気にしない!