「まあまあ、そんなこと言わないの。仲良く行ってらっしゃい」
ニコニコ私たちに手を振る海人。
「放課後、クラスいく」
私に向かって無表情でそう言う拓夜。
『うん』
今日の体育はなにやるんだろう。
そんなことを考えながら私と勇魔は屋上を出た。
「まじ俺お前と一緒に歩くとか無理ッ。てか女無理ッ」
そんなことを言いながらも私の隣を歩く。
嫌なら隣歩かなきゃいいのに。
『……』
「なんかお前も言えよ!俺が1人で喋ってるみたいじゃんッ!!」
え、、独り言じゃなかったの。
『ごめん』
「お、おう、、べ、別に。」
いきなりおどおどしだして、、変なの。
「お、お前こっちみんなッ」
私のせいか。
『ごめん』
私謝りすぎだよね。
別に悪いことしてないんだけどな。

