聖なる龍に愛された。




龍牙たちより先に倉庫へ着き幹部室へ。



─────────がチャッ



『ただいま〜』



「お!太陽とかいくん!!あれ、龍くんは??」



クリクリした目を、見開きながら不思議そうにする勇魔。



「ああ、龍牙は葉月ちゃんと一緒に来るよ」



そう海人が答えると勇魔より先に拓夜が反応した。



「あの子も来るのか?」


「そうそう。なんか怪我してるみたいでさ、っま、俺姉ちゃんに電話してくるわ」



そう言いながら部屋を出た海人。



「は?!なんであいつもくんだよ!!?!ここは女禁制だろ!!俺嫌だ」



この倉庫は葵さんを除く女の出入りが禁止されている。


基本的にここにいる奴らは女が嫌い。


勿論俺も例外じゃない。



女なんてただの性欲処理に、


暇つぶしに使ってるだけ。



『そうなんだけどさ〜龍牙が頭おかしくなっちゃったみたいでさ〜』



最近龍牙の考えてることがよくわかんね〜。