聖なる龍に愛された。





最上階全体が家だけあって、


すごく広い。



最低限の家具しか置いていないから


なおさら広く感じる。




「足見せろ」




そう言って葉月ちゃんのズボンの裾をめくった龍牙。



「おまえっ!なんだこの痣はっ!」


「葉月ちゃんどうしたの〜これ〜!」



葉月ちゃんの足は真っ青に晴れていた。



こりゃあ、痛い。


さすがに転んだとか、ぶつけたとか、


そんなんじゃ絶対にできないね〜。




そして俺らは倉庫へ葉月ちゃんを連れて行くことに。



俺と海人は海人が合流するまでに乗って来ていたバイクで倉庫に向かうことにした。



「俺男後ろに乗せる趣味ないんだけどね」



相変わらずの腹黒スマイルで言う海人。



「俺だって男の後ろに乗る趣味ないよ〜」



俺もバイク乗ってくればよかったな〜