聖なる龍に愛された。





いろんな所から浴びる視線。


そして罵声。



そんなのをお構いなしに私の隣を歩く金髪。


その後ろにはオレンジ頭と青いヤツ。




なんで私がこいつらと歩いてるんだろ。


不思議でしょうがない。




「葉月。お前は嫌か?」



いきなり問いただしてくる金髪。


無言で金髪をみると


「俺らと歩いて女どもにごちゃごちゃ言われんのは嫌か?」



そう言ってきた。




正直めんどくさい。


けど、


どうせこいつらと歩かなくてもごちゃごちゃ言われる。




『べつに。』




だから私はそう答えた。



すると満足そうに笑う金髪。




変なヤツ。