トントンと肩を叩かれて後ろを向くと琉星君がいた。




『どうしたの?』




琉「あのこと何だけど、週末でいい?」




『うん。全然大丈夫だよ!』




琉「ありがとう。」




琉星君は珍しくニコッと笑った。




琉星君もイケメンだから笑った顔はすごくかっこいい。




平凡な顔の私とは違うよ。




って言ったら何故か皆に「そんなことない!」って力強く言われるんだけどね。




さっきの会話を盗み聞きして邪魔する計画を立てている人達がいるとは私は気づかなかった。




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ピンポーン




『はい?あ、琉星君。いいよ。上がって。』




琉「ああ。」




今日は週末。




琉星君があの券を使う日。




平日だと使いにくいからって休日にしたんだって。




琉「で、あの券何だけどずっと今日一日持ってて。」




そう言って私に渡したのは紙。




そこには、絵音を一日奴隷に出来ちゃうよ券 と書いてあった。




そして、よくよく見てみると、何でもOK!絵音に拒否権はなし☆ なんてふざけたことが書いてあった。