絵音side





琉「絵音、ありがとう。」




そういった琉星くんの顔はいつも以上に綺麗で、そして、かっこよかった。




『うん!』




優「へぇー。琉星にそんな過去があったんだー?」




ふと、後ろから聞こえた声に振り返ると皆がいた。




『ゆ、優汰くん?!なんで?』




亜「絵音が屋上の方に行ったからなにかあるのかなーって思ってついてちゃったんだ。」




『え…。嘘。気づかなかった…。』




駆「そりゃな。気配と足音消して後つけてたしな。それと…琉星。」




駆眞くんに名前を呼ばれた琉星くんはビクッとなった。




多分、あの過去のことを聞かれて嫌われないか、不安になったのかな…。




大丈夫だよ…。




皆ならきっと…って私は信じてる。




駆「お前さぁ、そんな過去があるんなら早く言えよ。」




琉「ごめん…。」




駆「いや、謝って欲しいんじゃなくて…。えーっと、うーあー。やっぱ無理だ。絵音、代弁してくれ!」




『えぇっ?!そこは駆眞くんが言わなきゃいけないのに…。』




駆「う…。っとな、謝って欲しいんじゃなくて、俺らに相談して欲しかったってこと。」




琉「え…。」