目を開けると真っ白天井が目に入った。




ここは…病院?




俺、一体どうしたっけ…。




あぁ。




そうだ。




学校から帰ったら母さんの様子がおかしくて…それで薬をやってるって知って俺にやらせようとしたっけ…。




てことは俺、薬をやってしまった…?




ガラガラガラッ




「琉星?目を開けたか?!」




ドアが壊れそうな勢いで入ってきたのは兄と父さん。




「良かった!ごめん。ごめんな。俺、お前が母さんに暴力受けていること知ってて逃げた。お前がこんなになるまでっ…!」




「すまない。俺もお前に全部押し付けていた。正直母さんはノイローゼになっていて取り返しのつかないことだと思っていた。」




滅多に泣かない2人が泣いてるのを見て俺はもういいかな。と思った。




だけど、もう一つ気になることがある。




『母さんは…?』