琉「で、なんで倒れたか聞きたいんだけど。」




『え…。あ、そうだよね…。』





歯切れの悪い言い方になってしまって琉星君は「別に言いたくないんならいいけど。」と付け足した。




『ううん。大丈夫だよ。最初から言うつもりだったし。』




少し考えているような顔をして「そっか。」といった。




『翔はどうするの？ここにいるの？』




翔「俺は…。」




琉「いたら？コイツだって知りたいでしょ？」




翔「ああ。知りたいけど絵音が嫌っていうんだったら俺は一旦ここから出る。」




『いいよ。翔も聞いて。』




翔「いいのか？だって…。」




『大丈夫！聞いて欲しいって言ってるだから聞いてよ。』




そう言うと渋々という形ではあったけどれど、翔はここにいることになった。




さて。どこから話そうかな。




やっぱり最初からの方がいいよね。




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