あれから、もう二週間ほど経った


私は………
桜華の倉庫に監禁されている

あの時、私を信じてくれた人も
一緒に……

私のせいで監禁されている

そう言えるのに………
誰も、そうはさせてくれない


「私が囮になるから逃げて」


そう言っても


下っ端「優綺さんを見過ごすわけには行かない。俺等は優綺さんを信じたから」