急いで振り向くと あの隣人が立っていた 隣には彼氏だろうか? 隣人と同い年ぐらいの 男性が立っていた 「殺人事件よ 物騒よね」 聞いてもいないのに 隣人は話し始めた 「最近頻繁に 殺人事件が起きているらしいの 殺されている人たちって 共通点が全く 見当たらないから 快楽殺人鬼の仕業か 通り魔か 無差別かって言われているのよ アナタも気を付けてね」 隣人は 彼氏らしき男性の腕に 自分の腕を絡ませると 行ってしまった あたしはその背中を見ながら 首を傾げた