「…………琉奈ちゃん…………」 春翔くんはそういって私の手を握った。 「春翔……くん……」 「よかったね、琉奈……!」 隣を見ると、桃花は泣きながら笑っていた。 「じゃあ……2人ともまた明日ね……!!」 桃花はそういって屋上を出ていった。 「あっ、もしかして手紙ってこれのこと……!?」 「うん、そうだよ」 「全然分からなかった……!!」 「春翔くんは鈍感だからねー……」 「そうなの??」 「うん」 私達はきれいな夕日に照らされながら帰っていったのだった。 ★END★