オトコなのにオンナ……なのにオトコ!?




「早速つけてもいい??」



「もちろん」



ヒゲのオススメで一緒に選んだチェーンに十字架を通して、背中へ回り和樹の首につけてやる。



「おーカッコいいじゃん!!」



鏡越しにキラリと光る石。



お揃いの石。



そのペンダントは本当に和樹にお似合いだった。



「ずっと大事にするからな?」



ずっと……ずっと……何年経ってもこの2つの石が輝いていて欲しい。



なんて、俺ちょっとロマンチック過ぎか??



でも、少しでも和樹と繋がっていたいんだ。



「じゃあ改めて!!」



「おめでと~!!!」




和樹のママが買ってくれてたノンアルコールのシャンパン風の飲み物で乾杯♪



炭酸が喉にしみわたって気持ちがいい。




…………。



…………!?




「これ酒入ってね?」



智也が気付いた時には遅し。



俺達は……すっかり酔っ払ってしまっていた。