オトコなのにオンナ……なのにオトコ!?




「くぉらっお前達!!!今何時だと思ってるんだ」



くっつく俺達の後ろから声がした。



やばっ。



担任……じゃん??



「姫奈、つかまれっ」



「うんっ!!」



急いで坂を駆け上がる!!!……ものの、やっぱり逃げ切れる訳は無くて。



「ここ入れ!!」



先生に連れて行かれたのは先生達が寝る部屋。



明るいその部屋を覗いて見ると……智也や香織、それにその他大勢。



なんだ、みんな一緒かよ。



正座させられった香織がちっちゃく俺にピースしてきた。



俺と和樹は顔を合わせて苦笑い。



「ホントにどいつもこいつも抜け出すなんて……今日はもう遅いから部屋帰れよ?」



そう言われてぞろぞろと歩き出した。



どうやら俺達が最後に見つかったらしい。