オトコなのにオンナ……なのにオトコ!?




和樹、痛いし。



これ以上ないぐらいに抱き締められて。



だけど俺は声を抑える。



この腕の強さも



肋骨が折れてしまいそうになるぐらいの痛みも



和樹から伝わる体温も……



そして吐息も……。



全てを記憶しておきたかった。