真っ暗で……何も見えない中ペンライトだけを頼りに歩いていく。 香織達はどの辺だろう。 その時!! 急に引っ張られる。 お化け!? 「姫奈こっち来て!!」 一瞬身構えたってのに、なんだおい……和樹かよっ。 ……ってここは? 「前にさ、家族で来た時に見つけたんだ」 そこは小さな小部屋みたいになってる空間。 死角になってるらしく後から来た奴らは俺らに気付かず、きゃーきゃー言いながらお化けに脅され去っていった。 「どうしても姫奈と二人になりたくて……さ」