オトコなのにオンナ……なのにオトコ!?




目の前に仁王立ちの香織。



「ちょっと姫奈!!まず保健室!!」



香織が顔の傷に気付いて連れ出す。



俺と和樹はあっさり引き離された。



「もぉ、女の子にとって顔は命なんだから!!」



怒る香織をなだめる。



「まぁまぁ、大丈夫だし」



「ダメ!!!姫奈はもっと女の自覚を持ちなさい!!」



更に怒りながらも……呟く。



「でもさ、良かったね♪和樹君とうまくいったんでしょ??」