万事休す!?
「でもな~姫奈はこんな可愛い声だし、可愛い顔だしっ。ま、ありえないけどな」
そう言ってぎゅうっと抱きしめられると胸が痛くて……。
ここで言わへんかったら・・・一生後悔するで?
そんな声が聞こえた気がした。
なぁアズ?
俺は言ってもいいのか?
俺を愛してくれたアズが理解してくれたように……和樹も理解してくれるのか???
「姫奈??」
逆光が眩しくて、余計に大きく見える和樹の影にくっついた。
全てを話したら
この腕を失うのか??
この笑顔を、この……愛情を。
卑怯でゴメンナサイ。
臆病でゴメンナサイ。
弱虫でゴメンナサイ。
「ねぇ和樹?もしその人がアタシだったらどうするの??」
こんな聞き方しか出来なくて……ゴメンナサイ。



