俺の頭は混乱していた。 和樹の顔を見ると……ほのかに赤い。 その顔に俺のが照れる。 ここが学校じゃなければ今すぐ和樹を抱きしめるのに。 いやいや、ここは我慢。 それに……和樹が俺を好きだとしても、それは本当の俺じゃない。 俺の演じる姫奈なだけだ。 「ちょっと来て!」 気が付くと俺は奈緒軍団にさらわれる所。 「姫奈を離せっ!」 和樹の声が聞こえたけどこれは俺の問題でもある。 「和樹……大丈夫だから。ちょっと話してくるね?」