オトコなのにオンナ……なのにオトコ!?




「そーなの?って事は……ルフィは解散すんのか?」



せっかく……俺の居場所が出来たのに。



「おいおい、早まるなって。樹が抜けたいって言うなら話は別だが」



「んな訳ねーじゃん!!」



ばんっ!!と拳を振り上げて壁を殴った拍子に無表情な帝の顔が赤くなる。



「……なんだよっ」



「いや、樹。一応見た目ソレなんだから気をつけろ」



…………!?



帝の目線を追うと・・・勢いよく拳を振り上げた、と同時にロングスカートの裾が捲れ上がって。



俺のピンクのパンツがっ!!!!



がばっ。



慌てて直す。



「一応……恥ずかしいのか?」



「好きでピンクじゃねーから!!」