【第5.5章 アズSIDE②】



レア先生の所へ姫奈を連れて行って……あ、意外に頑固そうやから小道具も用意したろ。



姫奈の部屋にあったポスターは「Ruvie」やったな?うちも好きなバンドで良かったわ。このCDアズ先生に貸しといて、と。



それでも、出過ぎたんちゃうかな?とか不安やって……校門の前で待っとった。



こっちに向かってくる姫奈はなんかいつも通りなんやけど、ちょっと毒が抜けたって言うか楽になった顔しとって安心したんや。



やっぱりうちは姫奈をほっとかれへん。



いつか話してくれたら嬉しいんやけどな♪



まぁ相手に心を開いてもらうにはこっちが開く!が鉄則や!!



なんとなく、姫奈は優しく聞いてくれる気がしてうちも家族の事を話す事に決めた。