オトコなのにオンナ……なのにオトコ!?




「姫奈~紹介するね!サッカー部のマネージャーで美優って言うんだ。」



「こいつだったら離れなくてすむし、おしとやかだし。」



「やっぱ距離があったら……ダメだわ」



待てよ、和樹。



「ずっと好きでいるって言ったじゃん!!」



手を繋いで去っていく二人を呆然と目で追う俺。



…………。



がばっっ!!



朝日が眩しい……夢、だったのか。



こんなのが……まさか今年の俺の初夢になってしまうとは。



でも悪い夢見るといいことあるって言ったっけ??



こんな時はやっぱりっ!!アイツに頼ろう。