オトコなのにオンナ……なのにオトコ!?



あったかい。



和樹の気持ちが伝わってきて……ぬくもりが心地いいっ!?



って!?



カウンターの下から伸ばされた和樹の手が俺の手を握っていた。



「ちょっ……見られちゃうってば!!」



後ろには談笑する人達多数だから!



そんな俺に和樹はにこにこ笑顔のまま呟いた。



「だってさ、さっきの優希の言葉嬉しすぎんだもん。そんな前から俺のこと想っててくれたって事でしょ?マジで幸せ過ぎ!!」



あ……そっち?



それで……笑顔だったのか。



俺、転んで恥ずかしいとしか思ってなかったのに。



「当たり前だし。姫はずっと好きだったよ?」



うわー。これはこれで恥ずかしいかも。



そんな俺の言葉に和樹はさらに笑顔になる♪



「俺さ、ずっと姫奈の事好きでいていい?」



え……?