「澪‥‥‥‥‥愛してる‥‥‥‥‥っ」






「それ、俺のセリフね」










泣き続ける私の身体を引き寄せて、頭を優しく撫でてくれる。









こんなにも素敵な人に出会えたことを幸せに思う。







最初は、たまたま友達になりたいと思った子が女装男子で、




いつの間にか親友になった私たちだけど




いまはこうして2人、恋人として、溢れんばかりの幸せに包まれている。












泣き虫すぎるほど泣き虫な私だけど、




抱きしめられた澪の腕の中、次に澪に言われた一言で、更に涙を流すこととなる。
























「次にここに指輪をはめる時は、プロポーズするときだから」















それをいわれた瞬間、今までに無いくらいに私が泣き出すものだから、そんな私を見て澪が幸せそうに笑ったのが印象的だった。



















神様。





私を澪と出会わせてくれてありがとうございます。




出会った時はこんなに幸せにしてもらえる存在になるとは思いもしなかった。




澪、あなたがそばにいるだけで、私は何があっても強く、幸せでいられるの。









繋いだ手と手、この先一度だって離さないでね。









また新たに薬指に指輪をはめてくれる約束、楽しみに待ってるからね。









これから先もずっと一緒にいようね。




愛してるよ、世界一愛してる。
















fin.