夏恋~NEGAI~






「夏葉。流星君にも伝えといてよ。」


「うん。わかった」


どうせなら今…と思い、席を立ち、


流星君の席へと向かう。


あ…寝てるや…


いいや。起こしちゃえっ。



「流星くーん…?
 
 朝だよー…」


「…ん」


駄目だ。


起きない。


困って小麦たちに助けを求めようとしても、


二人で話し込んでて全く気付いてくれない。



ズキッ…



慣れたつもりだったけど、



やっぱり、まだちょっとだけ、辛いかな…