その後二人でいろいろ話して、



笑ったり、あたしが泣いちゃったり、頭撫でてくれたり。



いい友達だなって。



本当に思った。



「あ…見て…星」



人の少ない公園から見る夜空は、



都会の光に掻き消される光とは違って。



あまりにも綺麗で。



涙が零れる。



「夏葉…」



星空を見上げながら、流星君は言った。



「うん…?」



「その旅行に懸けない?」