「黒さんの好きな食べ物はなんですか?」 「...……ない」 ...……もっと気の利いたこと言えるだろ、僕。 「私の好きなのは甘いものぜ~んぶです!」 しろはひとりでずっと喋りつづける。 少しウザいなと思ったときもあるけど、嬉しかった。 ……...でも今日だけだ。明日はいつもどおりひとりぼっち。 「黒さん!」 その次の日も、次の日も、次の日もしろは喋りかけてくれた。 でも友達じゃない。 「黒さん、どうしてみんなと遊ばないんですか?」