「元々我慢する子だって、話をしてくれたんだけど、お兄さんと仲良かったのが、よそよそしくなったって」 「……」 「そこで、お兄さんと話せれば大分話が見える気がして。でも名前を聞いて吃驚。原嶋雄大だし」 名字は違ったけど、よく一緒に居た私達。 小さな頃から一緒に居すぎて。 ……だからきっと、雄大が歪んでしまったんだ。 「そこからは早かった。……高校入学をきっかけに一人暮らしを始めた事に至るまで」 なるべく裸女は、穏やかに話してくれているんだと思う。 でも少しずつ。 声が震えていた。