「そっか、ならその掲示板に貼ってある紙に一つ付け足しとけ」
「え?」
「安倍晴明の子孫が、何でも妖退治をお受けします。しかし、ガセやからかう手紙をくれた人は、俺がじきじきに会いに行きます、とな」
「それ、妖が来るより怖くない?」
「あぁ、会長がじきじきに会いに行くんだ。覚悟は決めてもらわないとな」
凛空の表情が怖い……。
「じゃぁ、凛空のところに来た依頼は私も手伝うことにするよ」
「あぁ、もちろん俺もお前の依頼を手伝う。一人で勝手に行くなよ」
「置いていかないよ、凛空と一緒に居ると安心だもん」
「そうか!」
うん、本当だよ。
凛空と居ると怖い気持ちが無くなるし、凛空は私に勇気をくれる。
「あれ?凛空じゃん」
「ん?」
すると、私たちの目の前にさっき帰ったはずの雫夏先輩が立っていた。
「副会長?もう帰ったんじゃないのか?」
「うん、ちょっと用事を思い出してね。二人はどうしたの?」
「えっと……」
どうしよう、凛空と幼馴染ってことは秘密だから、何て言えばいいのか?
「“凛"を生徒会見習いにしたんだ。それで一緒に校舎内の中を見回っていた」
「そ、そうなんです」
本当のことだから、嘘は言っていない。
だけど、凛空の言葉を聞いた雫夏先輩の表情が変わる。
「え?」
「安倍晴明の子孫が、何でも妖退治をお受けします。しかし、ガセやからかう手紙をくれた人は、俺がじきじきに会いに行きます、とな」
「それ、妖が来るより怖くない?」
「あぁ、会長がじきじきに会いに行くんだ。覚悟は決めてもらわないとな」
凛空の表情が怖い……。
「じゃぁ、凛空のところに来た依頼は私も手伝うことにするよ」
「あぁ、もちろん俺もお前の依頼を手伝う。一人で勝手に行くなよ」
「置いていかないよ、凛空と一緒に居ると安心だもん」
「そうか!」
うん、本当だよ。
凛空と居ると怖い気持ちが無くなるし、凛空は私に勇気をくれる。
「あれ?凛空じゃん」
「ん?」
すると、私たちの目の前にさっき帰ったはずの雫夏先輩が立っていた。
「副会長?もう帰ったんじゃないのか?」
「うん、ちょっと用事を思い出してね。二人はどうしたの?」
「えっと……」
どうしよう、凛空と幼馴染ってことは秘密だから、何て言えばいいのか?
「“凛"を生徒会見習いにしたんだ。それで一緒に校舎内の中を見回っていた」
「そ、そうなんです」
本当のことだから、嘘は言っていない。
だけど、凛空の言葉を聞いた雫夏先輩の表情が変わる。



